エフエム和歌山 エリア拡大のお知らせ

【エフエム和歌山の放送エリアが広くなりました】
エフエム和歌山は、電波が和歌山市から隣接の市に届かないように設置していたアンテナ制御器を、平成31年2月25日に総務省の許可の下取り外し、放送エリアの拡大を行いました。

【エリア拡大、難聴地区の解消ができた場所】
下記の地区で難聴の改善を確認しています。
• 加太地区、冬野地区、田ノ浦地区、雑賀崎地区
下記の地区で新しく聴取の確認をしています。
• 岩出市のほぼ全域、海南市の山間部を除くほぼ全域、紀の川市(紀の川沿い、長山団地地域)
下記の地区で一部の可聴エリアを確認しています。
• 岬町の一部、有田市の一部、紀美野町の一部

【エリア拡大の経緯】
平成20年4月1日に和歌山市を対象エリアとするコミュニティ放送として開局した際には、和歌山市よりも遠方に聞こえてはならないとの考えで、市外に電波がなるべく飛ばないよう、制限をかける事を義務付けられました。しかしながら開局から10年余り、東日本大震災や西日本豪雨、巨大台風など、災害が頻発し、南海トラフ巨大地震への対策意識も、年々高まってまいりました。このような中で、コミュニティ放送の地域への減災の役割は極めて高いと言われています。エフエム和歌山は、東日本大震災以降、放送エリアの防災、減災に積極的に取り組み、緊急時に自動起動する防災ラジオの開発、普及に努め、AIアナウンサーを日本で初めて開発、運用し、人口減の中、アナウンサーがいなくても災害報道をし続ける事を可能にするなど、国内外でラジオの災害報道の先進性を評価して頂いております。折角の技術、放送を使って、災害時により多くの方に情報を届けるべきですが、中継局の設置などの方法では、時間と予算が必要になります。中継局よりは安価で、放送エリアを拡充する方法として、上記の制限を無くす事が可能であると総務省近畿総合通信局よりお話があり、今回のエリア拡大となりました。

【放送エリア拡大のメリット】
災害時には、これまでより多くのエリアの情報が流せる他、和歌山市内でも、これまで難聴だった場所が改善しているところが多くありますので、情報の入手が可能になります。開局から10年以上経ち、和歌山市には京奈和道や第二阪和国道、間もなく開通する和歌山南インターなどが完成し、岩出、海南、岬町を含めた広域の生活文化圏が形成されてきています。普段の放送では、和歌山市の情報のみならず、より広い情報発信を開始していきます。

【およその可聴人口】
和歌山市 約35万人+岩出市 約5万人+海南市 約4万人 + 紀の川市 約1万人 + 紀美野町&有田市 約1万人
合計 約46万人 県人口のおよそ 50%
(和歌山県平成31年2月の人口 931,006人)